1997年に創業したサビヤは、いわゆる古物商だ。
当初はアメリカやカナダで気に入った洋服やグッズを買い付けていたが、その延長で昔から好きだったバイクを自然と扱うようになっていた。
モノレール穴川駅下にあった得体の知れないジャンク屋サビヤに、これまたマニアックな客がふらりと現れる不思議な空間も今では駐車場となりその面影も無くなっている。
店舗を持たない今のサビヤだが、自宅ガレージに旧車インディアンやトライアンフが、所狭しと新オーナーの迎えを待っている。
閑静な住宅街に全く似合わないエンジン音が今日も鳴っていた。
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